学園都市線「ロイズタウン駅」開業 9割停車 JR北海道ダイヤ改正 当別町2駅は駅名変更

JR北海道は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、札幌エリアでは学園都市線の新駅開業、運転本数の見直しなどを実施します。

学園都市線八軒駅に到着するJR北海道721系電車(さっぽろっこ/写真AC)
学園都市線八軒駅に到着するJR北海道721系電車(さっぽろっこ/写真AC)

学園都市線では、あいの里公園駅〜石狩太美駅間に整備される新駅「ロイズタウン駅」がダイヤ改正日から営業を開始します。同駅を通る84本の列車のうち最大限設定できる本数として約9割、75本(下り37本・上り38本)の列車が停車します(詳細は下表を参照)。チョコレートで有名な菓子メーカー、ロイズコンフェクト(本社: 札幌市)がふと美工場(北海道当別町)を観光集客施設として拡張する計画と連動し、同社と当別町の請願駅として建設が進められてきました。単線の線路にホーム1面の無人駅で、当別町が整備する駅前広場は2023年3月の完成目標で引き続き工事が続けられます。

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また、学園都市線の石狩太美駅、石狩当別駅は当別町からの要請を受けそれぞれ太美駅、当別駅に名称が変更されます。

学園都市線の輸送体系は利用状況に合わせて一部見直されます。夕通勤時間帯のうち、19〜20時台は現行ダイヤから1時間あたり1本削減され20分間隔での運転となります(時刻表は下表を参照)。混雑度合いの偏りを防ぐため、この時間帯はすべて6両編成で運転されます。そのほか、昼間時間帯に6両編成で運転されている12本の列車については3両編成に変更となります。

【路線図で解説】JR北海道 2022年3月12日(土)ダイヤ改正 札幌圏の改正概要

函館本線の小樽駅・手稲駅〜札幌駅〜江別駅間では土休日に通勤・通学などの利用が少ないとして、普通列車のうち10本(上下各5本)が土休日に運休となります(運転時刻は上表を参照)。この区間を含む札幌圏では2021年3月のダイヤ改正でも一部の列車が土休日運休とされており、今回の追加設定により土休日の運転本数がさらに少なくなります。